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「絵」と「画」について

文を読まれて、「え」を「絵」ではなく「画」と表記していることに気づかれたでしょうか。当スクールでは、この2つを別のものと考え、区別して使用しています(読み方は、どちらも「え」です)。

『画』は、自分の明確な意識が介在しない「え」のことです。その人の作為――「こう描けば、他人はこう見てくれるだろう」とか「誉めてもらえるように上手に描こう」などと考えないで、与えられたテーマだけに基いて描かれた「え」のことです。「夢中で描いた“え”」と言ってもいいでしょう。
したがって、描き始めた時点では、どんな仕上がりになるかは本人にもわかりません。個人セッションやセミナーのアートセラピーで描く「え」は、こちらです。

『絵』は、ある目的のもとに、目的に添うように、計画的に描く「え」をいいます。仕上がりの結果を想定した上で描き始めるわけです。こちらは「冷静に描いた“え”」と言えるでしょう。一般的な絵画はこちらです。また、アートセラピスト養成講座の上級で描く「他人のために描く絵」や「アートセラピー絵画」もこちらです。

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